自分の魂のあり様、また自分を守護してくれる自然霊は大きく分けて4つの種類に区分けすることが出来るといいます。
その4つの種類とは龍神系、稲荷系、天狗系、弁天系です。
ここでは、その中でも天狗系の人におすすめの神社やお寺を紹介していきます。
天狗系の人の特徴
天狗系の人にはこのような特徴があると言われています。
- プライドが高い
- 勝負や競争が好き
- 芸術家肌
- アイディアマン
- バイタリティにあふれており、信念が強い
一見すると強く見えそうな天狗系ですが、その反面視野が狭くなったり、鼻っ柱をおられると沈んでしまう……というナイーブな一面も持ち合わせています。
天狗系の神社①:麻賀多神社(千葉県)
千葉県成田市の神社で、ヤマトタケルにゆかりのある神社として知られています。そして、天狗にゆかりのある神社としても有名です。
なんでもこの麻賀多神社と、埼玉県の三峯神社と栃木県の古峯神社の3神社は、それぞれに1人ずつ、計3人の天狗が遣わされ、日本を守るためそれぞれの神社を結ぶ三角形の結界を結んだのだそうです。
麻賀多神社の場合は、天狗は麻賀多神社の鎮守の森に降り立ったそうです。
麻賀多神社の鎮守の森には樹齢1300年もの御神木もあり、天狗のエネルギーを感じることは間違いないでしょう。
天狗系の神社②:三峯神社(埼玉県)
埼玉県の三峰神社は、古峯神社、麻賀多神社とともに3人の天狗が降り立った地の一角だと伝わっています。
天狗系の神社③:古峯神社(栃木県)
麻賀多神社同様にヤマトタケル由来の神社です。麻賀多神社や三峯神社とともに、3人の天狗が降り立って結界を築いた土地に当たります。
天狗はまた、この古峯神社の御祭神の使者でもあります。
古峯神社の天狗は除災の神として古くから信仰を集めてきました。そのことから、古峯神社は「天狗の社」とも呼ばれています。
古峯神社には参篭施設があり、この施設もまた、古峯神社の天狗伝説にちなんで「天狗の宿」とも呼ばれています。
また神社の御朱印も天狗にちなんだデザインになっているなど、天狗の存在を多く感じられます。
天狗系の神社④:太郎坊社/愛宕神社(東京都)
勝運の神社として知られる愛宕神社の境内者の一つ・太郎坊社もまた、天狗にまつわる神社です。
この神社の祭神は猿田彦神であり、猿田彦神は鼻の長い神であったとの伝承が残されていることから、天狗と同一視されるようになりました。
天狗系の神社⑤:猿田彦神社(三重県)
猿田彦神は日本神話における天孫降臨において、天孫を地上へ道案内した神として知られています。
その容姿は長い鼻に赤らんだ顔というもので、現在思い描かれる天狗とよく似ています。
当初は猿田彦神は天狗とは別物でしたが、いつのころからか天狗と同一視されるようになりました。
そんな猿田彦神をまつる神社として有名なのが、伊勢神宮の近くに建立されている猿田彦神社でしょう。
猿田彦神社は「みちびき/みちひらき」の神として、多くの人々の信仰を集めています。
天狗系の神社⑥:太郎坊宮(滋賀県)
滋賀県東近江市の太郎坊宮(阿賀神社)もまた、天狗の神社として知られています。
この神社は、「太郎坊」という名前の天狗に守護されていると言われており、その社殿の建設時にも太郎坊天狗が手助けしたといいます。
太郎坊天狗は太郎坊宮の夫婦岩に住まったとの伝承も残されています。
太郎坊宮は正哉吾勝勝速日天忍穂耳大神(サカアカツカチハヤヒアメノオシホミミノオオカミ)を御祭神としており、勝利と幸福を授ける神様、神験即現の神様としても名高いです。
天狗系の寺院①:鞍馬寺(京都府)
天狗の寺院として、おそらく最も高名な寺院は京都の鞍馬寺でしょう。
鞍馬寺は鞍馬山を境内としています。そして、鞍馬山は、650万年前に「大地の霊王」たる護法魔王尊が金星より降り立った地だといいます。
護法魔王尊は、16歳のまま年を取ることのない永遠の存在であると伝わっており、鞍馬寺に伝わる像では、背中に羽を持ち長いひげをたくわえ、鼻が高い姿で描かれます。
そう、この護法魔王尊は、鞍馬天狗のことだと言われています。
大地の霊王である護法魔王尊=鞍馬天狗のエネルギーを、鞍馬寺では思う存分感じることが出来ます。
特に本殿金堂前の金剛床は、宇宙のエネルギーである尊天の波動が果てしなく広がる星曼荼羅をイメージしたもので、中心で手を広げて思いをはせることでエネルギーを感じたり、願い事がかなったりするのだとか。
天狗系の寺院②:大雄山最乗寺(神奈川県)
曹洞宗では永平寺・総持寺に次ぐ寺院として尊崇を集めている最乗寺もまた、天狗にゆかりのある寺院として知られています。
最乗寺の開祖である僧侶・道了は寺の完成後、寺を守護せんと天狗へと身を変じ、以後人前に姿を表すことはなかったと言います。
その伝説にちなんで、境内には天狗像も設置されています。
天狗系の寺院③:高尾山薬王院(東京都)
東京からほど近く、休日になると多くの人がやってくる高尾山もまた、天狗信仰の霊山として知られています。
高尾山薬王院の本尊である飯縄大権現の眷属は天狗だと伝わっており、天狗は除災開運、災厄消除、招福万来など、衆生救済の利益をもたらすとのことです。
高尾山は古くより修験道の寺としても知られており、修験道に励む山伏の姿もまた、天狗と同一視されました。
高尾山で授与されているお守り・天狗守はデフォルメされた天狗のマスコットがついた可愛らしいお守りで、開運のうちわを持った大天狗と、魔を断ち切るカラス天狗の2種類があります。
天狗系の神社・仏閣につて
いかがだったでしょうか。日本各地には天狗にかかわる伝承を持った神社や寺院が数多くあることがわかりました。
そしてこの記事では載せきれなかった天狗系の神社・寺院もあります。天狗系の人は、ぜひおうちの近くにある天狗系の寺社仏閣に行ってみると良いでしょう。
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